FXは元本や利益が保証される取引ではありません。公的情報と各社の契約締結前交付書面を確認し、仕組みとリスクを理解したうえで判断してください。
FXでリーブオーダーという注文名を見て、指値や逆指値と何が違うのか疑問に思うことはありませんか。リーブオーダーは、価格などの条件をあらかじめ指定し、成立を待つ注文の呼び方です。
主に指値と逆指値をまとめて指しますが、名称や設定項目はFX会社によって異なります。指定価格が約定条件なのか発動の目安なのかを分けて理解しましょう。
本記事では、成行注文との違い、買い・売りそれぞれの価格関係、発注・変更・取消しの手順を解説します。Bid・Ask、有効期限、証拠金の確認点も紹介します。
リーブオーダーとは価格条件を指定する予約注文

リーブオーダーとは、希望する価格などの条件を指定し、その条件を満たしたときの売買を依頼しておく予約注文です。個人向けFXでは、主に指値注文と逆指値注文をまとめて呼びます。別の第三の注文方式ではなく総称と考えると整理しやすくなります。
基本的な意味はDMM FXのリーブオーダー用語解説で確認できます。例えば、現在より安くなったら買いたい場合と、一定水準を上回ったら買いたい場合では、どちらも予約ですが使う注文は異なります。
前者は指値、後者は逆指値が基本です。予約できるのは新規取引だけではありません。保有ポジションの利益確定や損切りの条件も、事前に設定できます。ただし、価格を決めたことは約定の保証ではなく、未到達や失効、証拠金不足などで成立しない場合があります。
リーブオーダーと成行注文の違い

リーブオーダーは条件を満たすまで待つ注文、成行は価格を指定せずその場での売買を求める注文です。どちらを選ぶかは、今取引することと価格条件のどちらを優先するかで考えます。
価格条件を指定して約定を待つ
リーブオーダーでは、取引したい水準や発動条件を先に決めます。条件が出るまで注文を待機させるため、到達する瞬間に手動操作する負担を減らせます。例えば米ドル/円が150円付近のとき、149.50円で買い指値を出せば、現在より低い価格で買う条件を設定できます。
一方、150.50円を上抜けたら買う計画なら、買い逆指値が候補です。指値は価格条件を重視し、逆指値は指定水準への到達をきっかけに執行する点が異なります。したがって価格を指定するから、その価格に固定して約定すると一律に考えるのは誤りです。
条件に届かなければ取引は成立せず、有効期限まで待機した後に失効することもあります。相場の根拠が変わったのに注文だけを残すと、古い判断で新しいポジションを持つ場合があります。待つ間にも定期的な見直しが必要です。
成行注文は価格を指定せず発注する

成行注文は、希望価格を入力せず、現在取引できる条件で売買を求める方法です。今のタイミングで取引することを優先する場面で使います。価格がすでに新規の条件に合っている場合や、保有ポジションを早く閉じたい場合が例です。
ただし、ボタンを押した瞬間の表示価格と実際の約定価格が同じとは限りません。通信や価格変動によりずれが生じることがあり、取引時間外や証拠金不足などでは成立しない場合もあります。すぐ発注できることと、必ず即時に希望価格で成立することは別です。
FX会社によっては、提示レートで注文するストリーミング注文や許容スリッページを設定する方式を用意しています。成行という名前でも仕様が同じとは限らないため、利用する注文の約定条件を確認してください。
価格が少し戻るのを待つ指値と、今の価格で決済する成行では、未約定のまま保有するリスクも異なります。新規取引なら見送る選択ができますが、損切りが必要な場面では保有リスクが続くことも含めて判断します。
リーブオーダーに含まれる注文方法

リーブオーダーで中心となるのは指値と逆指値です。どちらも価格を入力しますが、その価格の役割が違うため、約定の仕組みを理解してから選びましょう。
指値注文
指値は、買いでは指定価格以下、売りでは指定価格以上という価格条件を付ける注文です。価格の条件を優先して待つことが特徴です。現在より安く買う、現在より高く売る場面や、保有ポジションの利益確定に使えます。
ただし、その価格へ近づいたから必ず成立するわけではありません。決済に使うレートが未到達だったり、注文が期限切れになっていたりする場合があります。新規注文では、証拠金などの条件も確認が必要です。
また、指定価格より有利な価格が提示された場面の扱いは、会社の約定ルールによって異なります。例えば週明けの開始価格が注文条件を満たす場合には、指定値ではなく開始時のレートを使う会社もあります。
通常時と週明けの違いは外為どっとコムの月曜オープン時の約定ルールで確認できます。指値を出す際は、取れなかった機会を後から追いかけるのではなく、なぜその価格まで待つのかを明確にしましょう。
逆指値注文

逆指値は、買いなら上側、売りなら下側の指定水準へ到達した際に発動する注文です。価格の到達を売買のきっかけにする点が特徴で、損切りだけでなく新規注文にも使えます。例えば上昇が一定水準を超えたら買う、下落が安値を割ったら売るといった条件を予約できます。
ただし、指定価格は実際の約定価格を保証しません。価格が速く動く場面や週明けには、指定水準から離れて成立する場合があります。新規の逆指値なら、予定より不利な価格で入ることで、損切り位置までの値幅が大きくなることもあります。
決済の逆指値では、損失が当初の計算を超える可能性があります。発注前に、通常の値幅での損失だけでなく、ずれが生じたときの負担も考えて数量を抑えましょう。逆指値と、発動後に指値を出すストップリミットは異なる注文です。
利用画面で似た名称を見ても同じ扱いだと判断せず、発動後にどの条件で執行されるかを確認することが必要です。価格が飛んだ際の取扱いは、注文を出す前に取引ルールでも確認しておきましょう。
指値注文の仕組み

指値では、現在より有利な価格を待つ考え方が基本です。新規取引の予約か、保有ポジションの決済かを先に分けると、売買方向の取り違えを防ぎやすくなります。
現在より安い価格で買いを指定する
現在のAskが150円付近で、149.50円まで下がったら買いたい場合は、149.50円の買い指値を検討します。現在より低い価格での買いを待つ注文です。新規取引であれば、下げが一時的だと考える根拠や、さらに下がった場合の損切り条件も決めます。
安い価格で買えたことだけで、利益になるとは限りません。下落が続いている相場では、指値が成立した後にさらに逆行する場合があります。例えば149.50円で1万米ドル買い、149円で決済すれば、スワップなどを除く損失は5,000円です。
価格だけでなく数量も合わせて確認しましょう。また、売りポジションの買い戻しに使う場合は、決済注文として対象ポジションを指定します。新規の買い注文を出すと、元の売りが残ったまま両建てになる仕組みの口座もあります。
見た目の買い・売りだけで判断せず、注文区分を確認してください。買い指値の到達は通常Askで確認するため、Bidチャートだけでは条件成立を判断できない点にも注意が必要です。
現在より高い価格で売りを指定する

現在のBidが150円付近で、150.50円へ上がったら売りたい場合は、150.50円の売り指値を検討します。現在より高い価格での売りを待つ注文です。新規売りなら、その付近で上昇が止まると考える根拠と、上昇が続いた際の損切りを決めます。
高く売れたとしても、その後さらに上がれば損失が増えます。例えば150.50円で1万米ドル売り、151円で買い戻せば5,000円の為替差損です。買いポジションの利益確定に使う場合も売り指値ですが、その場合は決済するポジションと数量を指定します。
複数の買いがあるときは、どの取引を閉じる注文かを照合してください。注文価格に届かなければ、売り指値は成立しないまま残る場合があります。目標直前で反転したからといって、相場を追いかけて毎回価格を下げると、事前のルールと異なる運用になります。
逆指値注文の仕組み

逆指値は、現在より上で買い、下で売るという、指値と反対の価格関係が基本です。その水準への到達後に売買したい理由を明確にして使います。
現在より高い価格で買いを指定する
現在150円付近で、150.50円を上回る動きを確認したら買いたい場合は、上側に買い逆指値を設定します。上昇が進んだ後の新規買いを予約する使い方です。過去の高値を超えた流れを狙う場面が考えられますが、一瞬だけ上抜けてすぐ下がることもあります。
価格条件だけの注文は、ローソク足が確定するまで待つ判断とは異なります。確定後の確認が必要な手法なら、単純な逆指値では同じ条件を再現できない点に注意しましょう。また、売りポジションの損切りにも上側の買い逆指値を使います。
例えば150円で売った取引を150.50円で撤退する計画です。ただし、急上昇時には150.50円より高く成立する場合があります。想定した損失幅に数量をかけた金額を確認し、ずれによる負担も受け入れられる範囲へ抑えます。
現在より安い価格で売りを指定する

現在150円付近で、149.50円を下回ったら売りたい場合は、下側に売り逆指値を設定します。下落が進んだ後の新規売りを予約する方法です。直近安値を割った動きを狙う場合などに使えます。
ただし、安値を一時的に割ってから反発することもあり、発動したことが下落継続の証明にはなりません。新規注文と同時に、反発した場合の損切りも計画します。買いポジションの損切りなら、取得価格より下側で売る逆指値を決済として設定します。
150円の買いを149.50円で閉じる想定なら、1万米ドルで5,000円が値幅による損失の目安です。実際には価格が飛び、149.40円などで成立する可能性もあります。逆指値があるから損失は必ず5,000円以内になるとは考えないでください。
数量を抑え、重要指標や週末をまたぐ必要性も確認します。注文の受付後に相場が変わった場合は、現在の根拠と元の損切りルールに沿って見直し、含み損を避けるためだけに価格を遠ざけないことが大切です。
新規注文が成立した後は、実際の約定価格を基準に損失の見込みを計算し直します。
リーブオーダーを使うメリット

リーブオーダーは、注文前に決めた計画を実行しやすくする手段です。価格に達するたび手動で判断し直す負担を減らせますが、数量と期限の管理は別に必要です。
希望する価格条件を事前に指定できる
取引したい価格条件をあらかじめ指定できるため、相場を追いかける注文を抑えやすくなります。例えば押し目を待つと決めたなら、現在の小さな上昇に焦って買う代わりに、予定した価格で待てます。
ただし、設定価格に根拠がなければ、予約しただけで取引の質が上がるわけではありません。注文価格、利確、損切りを一組で決め、数量が許容損失に合うか確認しましょう。条件に届かず成立しなかった取引も、ルールを守って見送れた結果として記録できます。
予約注文の基本
値動きを逃したことを理由に後から価格を何度も変えると、予約の意味が薄れます。変更するときは、相場の根拠がどう変わったかを説明できるようにします。
チャートを見続ける負担を減らせる
予約注文を使えば、指定水準へ近づくまで画面を開き続ける必要を減らせます。確認する時刻を決めて待つ運用に役立ちます。仕事や就寝中に注文条件が成立する可能性がある場合も、先に指示を出しておけます。
ただし、画面から離れる前に受付状況と有効期限を確認する必要があります。新規注文が成立した後に決済条件がない状態を避けるため、必要ならIFD・IFOなどの対応機能も検討します。通知が来ることと、損切りが設定されていることは別です。
相場の根拠が変わった後も古い注文が残っていないか、定期的に見直しましょう。見る時間を減らす分、数量を抑え、操作できない間の値動きも計画へ含めることが重要です。
損切りや利確を事前に決められる

保有ポジションに利確の指値と損切りの逆指値を設定すると、利益側と損失側の出口を具体化できます。結果が出る前に撤退条件を決めることで、含み損が出てから判断を先延ばしにする場面を減らせます。
OCOとして組み合わせられる口座なら、一方の成立後にもう一方を取り消す連動も使えます。ただし、独立した注文を二本出すこととOCOは同じではありません。対象ポジション、数量、連動関係を確認します。
また、予定した利益幅と損失幅の比率だけで収益性は決まりません。実際の到達率とコストを含めて検証する必要があります。損切り側は約定がずれる場合もあるため、注文価格だけで損失額を保証されたと考えないようにしましょう。
リーブオーダーを使うデメリット

予約注文には、条件を待つため取引できない可能性と、発動後の価格が想定からずれる可能性があります。それぞれを区別すると、使う場面を判断しやすくなります。
条件に届かず約定しない場合がある
価格が指定条件に届かなければ、リーブオーダーは成立しません。待つ価格を選ぶことは機会を見送る可能性も選ぶことです。例えば149.50円の買い指値に対して、Askが149.51円で反発すれば、あと少しでも未到達です。
外部チャートやBidの安値だけを見て、約定しなかったことを不具合と判断しないようにします。さらに、条件に届いても有効期限切れや証拠金不足など、別の理由で失効する場合があります。注文状況と履歴で原因を確認しましょう。
成立しなかったからといって、すぐに成行で追いかけると、当初の価格条件が失われます。再注文するなら、新しい価格でも損切り幅と利益目標が妥当かを計算し直します。新規取引では、注文を見送る選択肢を残すことが大切です。
一方、保有ポジションの損切りが必要な場合には、未約定の間も価格変動のリスクが続きます。注文の目的が新規か決済かによって、成立を待つ負担が違うことも考慮してください。
逆指値は指定価格からずれる場合がある

逆指値は、指定した水準で必ず成立する注文ではありません。指定水準から約定価格がずれるリスクがあります。例えば149.50円の売り逆指値を置いていても、急落で取引できる価格が149.30円へ移れば、その付近で成立する場合があります。
1万通貨なら0.20円の差は2,000円で、想定損失を上回る要因です。ずれは不利な方向だけとは限りませんが、損失管理では不利な場合を考える必要があります。特に指標発表、流動性の低下、週明けの価格の飛びでは注意が必要です。
指定価格を設定できることと、その価格が保証されることを区別しましょう。利用会社によって、逆指値に許容スリッページを設定できるかも異なります。新規の即時注文で使えた設定が、逆指値にも適用されるとは限りません。
注文方法ごとの仕様を確認し、数量を抑えて管理します。価格がずれた結果を記録すれば、特定の時間帯に予約を残すべきかを見直す材料にもできます。週末に残す注文は、月曜日の開始価格が離れても保有できる数量かを確認してください。
リーブオーダーが向いている場面

リーブオーダーは、価格条件で売買を判断する場面に向いています。複数の材料をその瞬間に確認する必要がある手法では、価格だけの予約が条件を満たすかを検討します。
押し目買い・戻り売り
上昇中の一時的な下げを買う押し目買い、下落中の一時的な上げを売る戻り売りでは、指値が候補です。待つ価格帯と根拠が崩れる位置を先に決めましょう。例えば日足の上昇を前提に、過去の支持帯で買いを待つ形です。
ただし、指値は価格に届くと執行対象になるため、反発を確認してから買う方法とは異なります。ローソク足の反転や終値の確認が必要なら、価格アラートを使って到達後に判断する方法などを検討します。
安く買えたことを成功の基準にせず、その後の損切りと利確まで含めて記録することが大切です。支持帯を割って見通しが変わった場合は、未約定の注文を残すかも見直してください。
高値や安値を抜けた後の新規注文
高値や安値を抜ける動きに合わせて新規取引する場合は、逆指値が候補です。一定水準を超えた動きに参加する条件を予約できます。上側の買い逆指値、下側の売り逆指値が基本です。ただし、抜けた直後に元の範囲へ戻ることもあり、価格到達だけでは流れが続くとは限りません。
どの時間足の高値・安値を使うか、抜けた後の反転をどこで損切りするかを決めます。また、指標発表で急に発動すると、予定より離れた価格で約定する場合があります。発表前は注文を残すか、数量を減らすかを事前に判断しましょう。
保有ポジションの損切り・利益確定

保有ポジションの決済では、利益確定に指値、損失抑制に逆指値を使うのが基本です。決済対象を指定して出口を予約することが重要です。150円の買いに151円の利確と149.50円の損切りを置く場合、いずれも売りですが条件は異なります。
売りポジションでは買い決済となり、価格の上下が逆です。複数の建玉があるときは、対象と数量を照合してください。一部だけ閉じる注文なら、残りの数量にも撤退条件が必要です。OCOを使う場合は連動して取り消されることを確認し、手動で決済した後にも不要な注文が残っていないかを見ます。
リーブオーダーの発注手順

発注の流れは、対象を選び、方向と数量、価格と期限を入力し、受付を確認する順番です。画面名が異なっても、以下の項目が合っているかを順に確認します。
通貨ペアと新規・決済の区分を選ぶ
まず通貨ペアと、新規か決済かを選びます。ポジションを作るのか閉じるのかを明確にしてください。決済なら保有一覧から対象を指定する方法が基本ですが、口座の仕組みによって手順は異なります。
買いを閉じたいのに独立した新規売りを出すと、元の取引が残る場合があります。通常ペアと少額用・大口用の銘柄名も確認し、意図した商品を選びます。複数口座を使っている場合は、どの口座に発注しているかまで確認しましょう。
売買方向と取引数量を指定する
発注後に確認すること
次に売り・買いと数量を指定します。Lotを通貨数量へ換算すると、入力ミスに気付きやすくなります。1Lotが何通貨かは会社や商品で異なるため、以前使った口座の感覚で入力しないようにします。
新規なら損切り幅に数量をかけ、許容損失に収まるか確認します。決済なら保有数量と注文中数量を見て、閉じたい分が指定できているか点検します。前回の入力値が残る画面では、数量が大きいままになっていないか特に注意してください。
注文価格と有効期限を入力する

指値か逆指値を選び、価格と有効期限を入力します。現在価格との上下関係を確認することが大切です。買いを下で待つなら指値、上抜けで買うなら逆指値が基本です。当日中、週末まで、期限なしなどの選択肢は会社によって異なり、営業日の区切りも確認が必要です。
期限なしでも、取引条件の変更や証拠金不足などで失効する場合があります。予約した判断をいつ見直すかも決め、不要になった注文を長期間残さないようにしましょう。
発注後に注文照会で受付を確認する
送信後は注文照会で受付状態を確認します。入力完了と受付完了を区別することで、未発注のまま画面を閉じるのを防げます。銘柄、区分、方向、数量、価格、期限を読み直し、注文番号があれば記録します。
取引例として楽天証券のリーブオーダー操作説明でも確認から執行、完了の手順が示されています。反応が遅い場合は、同じ注文を連打せず、注文一覧と履歴を先に確認してください。受付が確認できたら、次に見直す時刻も決めておきます。
リーブオーダーの変更・取消方法

未約定のリーブオーダーは、通常、注文照会などから対象を選び、価格や期限の変更、取消しを行います。操作後の現在状態まで確認することが重要です。まず通貨ペアだけでなく注文番号、数量、新規・決済の区分を照合し、変更する注文を特定します。
変更できる項目は会社によって異なり、一部は取消し後の再発注が必要な場合があります。操作中に価格条件が成立すれば、取消しより先に約定することもあります。ボタンを押したから注文が消えたと考えず、履歴と保有数量を確認してください。
新しい注文を出し直す場合は、元の注文が残っていないかを先に確認し、重複を防ぎます。また、OCOやIFOなどの一部を変更するときは、組み合わされたほかの注文への影響も確認が必要です。損切りを一時的に取り消すと、その間は決済条件がなくなる場合があります。
変更の理由を記録し、含み損を確定したくないためだけに撤退価格を遠ざけないようにしましょう。取消しが完了した注文と、すでに成立した取引では必要な操作が違います。成立済みなら、保有ポジションをどう決済するかをあらためて判断します。
リーブオーダーを使う際の注意点

注文の基本を理解しても、レートの種類や失効条件を見落とすと意図した結果にならない場合があります。発注前と、条件が成立した後の両方で確認しましょう。
Bid・Askと発動条件を確認する
買いの注文は通常Ask、売りの注文はBidを基準にします。新規か決済かに関わらず売買する側のレートを見ることが基本です。売りポジションの買い戻しもAskなので、Bidのチャートが目標へ届いていても未到達の場合があります。
また、別会社のチャートと利用口座の配信レートは同じとは限りません。注文条件の確認には実際の口座の価格を使いましょう。特に逆指値では、発動水準への到達と、その後の約定価格を分けて記録します。
画面が更新される前に成立している可能性もあるため、見た目だけで再発注せず履歴を確認してください。わからない場合は時刻、注文番号、価格をそろえて問い合わせると確認しやすくなります。
失効条件と必要証拠金を確認する
有効期限が切れた注文は、後から価格が届いても成立しません。期限と資金条件を合わせて確認することが必要です。当日中の期限が何時までか、休日やメンテナンスをどう扱うかは利用会社のルールで確認します。
新規注文では、発注時に受け付けられても、約定時の証拠金などの条件によって失効する場合があります。ほかの取引の含み損や追加注文が余力へ影響することも考慮しましょう。注文ごとに必要証拠金を拘束する仕組みかどうかも会社によって異なります。
余力のすべてを複数の予約へ使わず、成立した後の総数量を把握します。期限なしという表示を、どの状況でも注文が残る保証と受け取らないようにしてください。
指値と逆指値の価格関係を確認する

最後に、指定した価格が指値と逆指値のどちらの関係にあるかを確認します。買いは下が指値・上が逆指値、売りはその逆が基本的な整理です。これは現在の注文判定レートとの関係であり、保有の取得価格だけで判断しないようにします。
必要な距離や入力できる価格範囲に制限がある場合もあります。エラーが出たら何度も同じ数字を送らず、現在レート、注文方式、価格単位を読み直してください。小数点の位置を誤ると、遠い価格や意図しない水準になるおそれがあります。
確認画面を省略できる設定を使う場合ほど、送信前の照合が重要です。慣れるまではデモや小さな数量で、条件の入力から変更・取消しまで一通り確かめましょう。
FXのリーブオーダーを活用して計画的に注文しよう

FXのリーブオーダーは、指値と逆指値などの価格条件を指定して待つ予約注文です。指値は価格条件を重視し、逆指値は指定水準への到達をきっかけに発動します。指定価格と約定価格を区別することが、正しく使うためのポイントです。
発注前は新規・決済の区分と、方向、数量、価格、期限を確認します。送信・変更・取消しの後には、注文照会で実際の状態を確かめてください。
最初はデモで注文の動きを試しましょう。予約注文も約定を保証するものではないため、口座の余力と決済条件を確認し、古い見通しの注文を残さないことが大切です。
参考文献


